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人間脳(=人間らしい脳)とは?

人間は 、

(1)生き延びる 

(2)感じる 

の他に

(3)工夫したり、よりよく生きたり、学習したりする

点で他の動物とは異なる。

 

人間の脳は大きく分けて3層構造であり、実は その3層のうちの 一番外側が人間らしく 生きるための脳で

大脳新皮質という。

その三層構造が うまく 機能していき、人間らしく生きる脳を育てる支援を発達支援コーチは行っている。

うまく機能していない場合とは?

呼吸が浅かったり、体温調整が難しい人や

目の前のものに 集中するのが難しかったり、

自分の思考や意思とは別に体が動いてしまったり、

人とコミュニケーションをとるのが難しかったりする。

つまり、発達障害と言われる人達の事例と重なる部分が多い。

そういう人達でも、この社会で人間らしく生きるために、

見えない努力をし、生きづらさを所有することになる。

そういう場合の脳はどうなっているか?

まず、脳は下位(生き延びるための脳=脳幹)から上位(人間脳)へ成長する。

脳幹の成長が遅く、人間脳にまで発達していない場合がある。

一方、脳幹が育ちきっていない状態で、人間脳(大脳新皮質)まで成長をするが人間脳を 使い切れていない人もいる。

つまり、後者は発達の抜けがあるということ。

前者は 重度の自閉症の人に見られ、

後者は ADHDや自閉症スペクトラム、アスペルガーなど 発達に凸凹がある人に見られる。

これを一概に 発達障害と言うのには無理があるし、アプローチの仕方も違ってくる。

発達の抜けは埋められるか?

埋められる。いくつになっても。

 

感想

まず、序盤の 簡単なまとめを書きました。(私なりの解釈で書いています)

とてもわかりやすく 脳の発達について書かれていましたので、

発達に関わる方、

自分やお子さんの発達に凸凹を感じる方には是非読んでみて頂けたら 謎が解けると思います。

また、発達支援コーチとは 何をめざしているのかも明確に書かれいます。人間らしく生きる脳を育てるためだと。

この本を読むと いかに 人間脳へのアプローチだけの療育は 無理があるかがよくわかります。

でも 学校に行くと尚更、人間脳(思考)が要求される。

そこを発達させたいなら まずは 土台からの成長が不可欠ということが

よくわかります。

ではどうやったらいいの?

の部分は 改めて書きます。

全体を読んでの感想は、

知っていたり、わかっていたはずなのに まだまだ この考えを 我が子に十分使い切れてなかった自分にも気づかされました。

親だとどうしても

「まだそんな発達段階だなんて!そんなの認めたくない 」

という感情も入りますから(^_^;)

自分の中のだだっ子ちゃんと 格闘しました。

私も 成長中であります。
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