発達障害の子は経験から コミュニケーションを学ぶ事が難しいとされています。
とは言え、諦める必要はありません。学ぶ方法はあります。
実は知識を本人が納得する事で
コミュニケーションを学ぶ事ができます。
今回はその方法をご紹介します。
見出し
〈前準備1〉
コミュニケーションを学ぶ意味を本人が納得する。
まず、何事もそうですが、本人の意欲がとても大切です。
押し付けの学習では 特に身につきにくいのが 発達障害の子ども達です。
そのため コミュニケーションを学びたいという意欲を育てることが 先に必要となります。
なぜ、コミュニケーションを学ぶ必要があるのか?
コミュニケーションを学ぶ事にどんなメリットがあるのか?
その問いに子どもが答えられるくらい、コミュニケーションについての重要性を納得してもらっている土台があると
以降の学びは 継続力も加わり、スムーズになります。
意欲の引き出し方(例)
将来なりたいものは?
コミュニケーションが将来なりたいものに直結すれば それはそのまま やる気に繋がります。
仲良くなりたい人は?
仲良くなりたい人の存在も 大きな目標となります。
人と関わったので楽しかったのは?
人と関わる事の楽しさの経験が少しでもあると そこから 他にも広げたいという意欲に繋がります。
そのための場所として
学校、家庭の他、安全でその子らしく過ごせる第三の居場所が あるといいかもしれません。
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〈前準備2〉
コミュニケーションについて学ぶ機会を意図的に作る
これ、とても重要です。
日々忙しく過ごしている 両親にとっては 子どものためにじっくりコミュニケーションを学ぶ機会をと
考えただけで いやになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなあなたに
現在、夏休み中ですので、自由研究のテーマにはどうでしょうか?
実はうちの息子が実践中です。
自由研究では 一つのテーマに絞るか 簡単なまとめられること、
コミュニケーションを学ぶ楽しさを感じてもらえたら十分です。
自由研究はきっかけでその後 の 習慣化を目指します。
最終目標は 日常の 人との関わり一つ一つが 自分のコミュニケーションアップの実践の場だと
認識しながら 日々過ごしていける事。
たとえ
間違ったことをしても それが 経験として ためていくことです。
そうすると トラブルとなった 人間関係も 自身の学びとして 経験をためて行くことで 立ち直りもしやすくなります。
子ども向けのオススメ本
マンガでわかる よのなかのルール
こちらは4コママンガで書かれている大変読みやすい本です。
いつも 正しい事をする まるおくん、
いつも 間違った事をしてくれる タケシくん、
ヒロイン役の エミちゃん、
のんびりやの トロ子ちゃんなど
それぞれキャラクターが あって
楽しみながら読めます。
でも面白みがあるのはまるおくんよりタケシくん、
応援したくなるのがタケシくんです。
まるおくんが いい人で
タケシくんがダメな人。
そんな伝え方でなく
タケシくんのキャラも 尊重して伝えて行けたらいいなと思います。
そしてその上で
日常で まるおくんができた。
タケシくんと同じことをしちゃったなど
の話ができると いいと思います。
誰にでも まるおくんの部分、ケンタくんの部分がありますから。
どんな事を学べるかというと
人のせいにしない、など。
タイトル通り、こういう場合どうしたらいいか、
どうしたらスムーズに行くかという
ルールを学べます。
イラスト版子どものためのアンガーマネイジメント 怒りをコントロールする43のスキル
アンガーとは怒りのこと。
マネイジメントとは 管理すること。
一見、怒りのコントロール法を学ぶ本だと思うかもしれませんが
怒りは 大切な感情であること、
どんな怒りだと よくないのか
などが 前提として書いてあり、イラスト豊富でわかりやすいです。
この記事を書いた背景
いい本は出てきていて 購入はするものの、
それを実践できないという場合が多いなぁと私自身感じていました。
そのため本の紹介だけではなく、
その前段階、お子さんの やる気を引き出す部分についても書いてみました。
そして実際に自由研究として取り入れてよかった事も書いて行きたいなと思っています。
いいものも 納得して取り組むのと ノルマ的に取り組むのとでは 継続力、成果も変わってしまいます。
将来的にそういった意欲に繋がるフォロー、コーチングもやっていきたいなと記事を書きながら感じました。
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