発達検査のことを書きましたが、
通常の知能を測る検査以上に是非受けていただきたい検査があります。
これは発達の土台部分がしっかり育っているかを調べる検査になります。

発達の土台とは感覚統合です。

感覚統合とは簡単に言うと、脳の中の情報の交通整理機能のことです。
これが原因で 様々な 問題が起きると言っても過言ではありません。

【感覚統合とは?】

とは言え、問題というのは 周りがあってそこに合わせなければいけない
社会の中にいるからであって、その人自身には 何の問題もない事は心に留めておく必要があると思います。

その感覚系が まだ 未熟なのだ。これから発達する可能性を持っている。

そう捉えてもらえるといいのかなと思います。

感覚統合の検査項目

感覚統合の検査内容は 以下の 7つの項目について、普通、強く出ている、出ない かを調べます。

1.前庭感覚 ・・・動きを感じる感覚
2.触覚
3.固有受容感覚・・・筋肉・関節の感覚
4.聴覚
5.視覚
6.嗅覚
7.味覚

検査と言っても普段の生活での様子を見ている親が チェックするものです。

感覚統合の検査シートは 感覚統合学会のホームページでダウンロード可能ですので
なんと自分でもやってみることができます。
(でも本格的な結果がほしい場合は 近くで 感覚統合の検査が受けられるところを協会に聞いて見られららいいと思います。

感覚統合学会のホームページはこちら

検査内容を簡単に書きますと

1.前庭感覚 ・・・動きを感じる感覚
例 バランス感覚どうか?
回って目が回るかどうか?

2.触覚・・・
例 体に触れるものに対して 敏感か その反対か?

3.固有受容感覚・・・筋肉・関節の感覚
例 よくものを壊すか?

4.聴覚
例 嫌いな音はあるか?

5.視覚
例 見たもの気が散りやすいか?

6.嗅覚
例 匂いについて 敏感か鈍感か?

7.味覚
例 味について敏感か鈍感か?

検査後のアプローチ法

これらの中で 感覚に低すぎるまたは強すぎる感覚があった場合、
そこにどうアプローチするかを考えます。

簡単に書きますと

1.前庭感覚
トランポリンなどでたくさん遊ぶ

2.触覚
心地よい皮膚刺激を行う。皮膚刺激の遊び

3.固有受容感覚
トンネルくぐり
粗大運動
外出時重めのリュックを背負う

4.聴覚
TLP

5.視覚
ビジョントレーニング遊び

などです。

なお ここは いわば土台と思い、私も長年取り組んできていましたが、
これより更に土台に 原始反射があります。
視覚、聴覚、嗅感、味覚などの過敏さ、鈍感さにアプローチするならば
まずは 原始反射統合が必要なってきます。

スポンサーリンク


Website Pin Facebook Twitter Myspace Friendfeed Technorati del.icio.us Digg Google StumbleUpon Premium Responsive