発達障害の子は、どうしても叱られる機会が多くなります。
なぜでしょうか?
1,叱られた内容ではなくて叱られたことにフォーカスしていて、
行動が変わらないので繰り返してしまいがち
だから、またやってんのか、とそういう風に言われる機会がとても多いです。
2、周りの様子を見て学ぶことがとても少ないので先の見通しがつけられない。
そのため突拍しもないことをしてしまいがちで
注意を受けることが多いです。
3、コミュニケーションの未熟さから、自分の気持ちを適切に表現できない。
怒って伝えるとか黙り込むとか、暴力的になってしまうとか。
関係性を育てるためにできることが身についてないことが多いです。
4、原始反射残存から体がコントロール不能になる。
こちらは体からのアプローチ部分で触れたことです。
体から整えないと難しく、関わり方だけではどうしようもないこともあります。
両方でやっていくことが大切です。
こういうことを書くと、
発達障害は個性だからとかそのままそのままでいいじゃんとか
普通の子として育てればいいじゃんっていう意見も
出てくると思います。
これは、どちらが正解というものではなく
そのままでいい環境もあるし、そうでない環境もあります。
そうでない環境でそのままでいるとどうなるかというと
自分はダメな人間だという思い込みが入ってしまいます。
そして、人と比べて劣等感を持ちます。
潜在意識の中に
そうすると、不意にやる気が出なくなったり、
どうせうまくいかないと諦めてしまうことが
いつものパターンになってしまいがちです。
これでは本人は相当つらい思いをします。
これらのこともやらねば!ではなくて、
より生きやすくなるためのスキルと捉えれば
少し楽にならないでしょうか。
私はカチカチな人間に結構見られますが、
基本楽しくないことはやりたくないです。
なので、この発達障害にむきあうということも
楽しみながらやってきました。
そして、絶対条件的なものではなく
よりいきやすくなるためのスキルということで
読んで頂けると幸いです。
スキルなら繰り返せば身に着けられること
結構あります。
もちろんうまくいかないケースもあり、
その場合はその根っこに別の原因がねむっているので
そこをアプローチする必要があります。
それも順に触れていきますね。
というわけで、これからは、かかわり方について書いていきます。
この記事を書いた人
叶めぐみ
双子の発達障害の男の子を育てた母親
双子の母として、発達障害を持つ子どもたちとの日々に向き合い、良いと言われるものはほとんどのことを試し体験しながら、20年以上にわたり子育てと自己探求を続けた。
「子育ての正解」ではなく、「わたし自身の在り方」を問い直し、誤認をひとつずつ外していくことで、親子共に発達しつづけている。
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